グローエンスの越智です。以前、21卒採用に向けた各社の状況(採用に対する方向性等)をお伝え致しました。その際にお伝えした内容は下記。

・21卒採用について危機感を持つ企業は9割を超える。
・従業員1000人規模の大企業のほうが、中小企業より強い危機感を抱いている。
※参考:21卒採用における各社の懸念について


あくまで危機感を抱いているかどうか、というややふわっとしたデータでした。
「実際の人数についてはどうなの?」
「選考時期については何か変更するの?」
とか、採用担当者の方が知りたい情報としては、より具体的な内容かと思います。

そこで、今回はより具体的な採用予定人数まで記載がされている記事がありましたので紹介します。

※参考;<緊急>2021年卒 マイナビ企業新卒採用予定調査~新型コロナウイルス感染拡大の影響~
https://saponet.mynavi.jp/…/saiyoyot…/saiyoyotei2021-colona/

▼気になった点を一部抜粋
・8割を超える企業が、予定通りに採用活動を行う
・個別説明会を実施する企業は5月下旬がピークに
・会社説明会、面接等についての感染防止環境つくりに苦慮
・コロナウイルスの感染拡大が夏まで続いた場合の採用スケジュールの組み直しや内定式と採用活動の同時進行に対するマンパワー不足。

予想通りといえば予想通りですが、改めて日系企業の新卒採用にかける意気込みは凄まじいですね。特に大企業であれば、新卒を取らない=世代間の断絶ができてしまい、会社を支える人材がいなくなる、ということも発生してしまうため、当然と言えば当然でしょうか。コロナウイルス発生というイレギュラーな状況下での採用になりますが、今回を機に、就活のあり方も多少変わっていくのでは、と個人的には考えております。

自社で就活生の集客をできる企業は、人材会社に頼らず(合説などへの参加)、益々採用単価を下げられるでしょうし、また、他社に頼らずに採用を行うことができる=スケジュールの概念からも一部開放されるため、新卒の通年採用にまでチャレンジすることができるようになります。Twitterではよく見かけますが、ベンチャー企業を中心に、社長や人事担当者が直接学生達に絡みにいったり、オンラインでのイベントを企画していたり、などがとてもいい例ですね。また、海外の学生を日本に招聘する、というのも一つの手だと思います。

もちろん面接はオンラインで。就活生の数はこれからどんどん減少していくので、従来と同じ手法では、採用はできなくなります。コロナショックをきっかけに、就活方法をアップデートする企業が増えればいいなと思いながら、また情報を発信していきます。