先日、外国人が賃貸契約をするためのTODOをご紹介しました。
賃貸契約をするためには「住民登録」「携帯電話番号」「銀行口座」が必要になることがわかったかと思います。しかし、これらを完了させるためはちょっとしたコツが必要です。
携帯電話番号がないと口座開設ができず、口座開設かできないと、賃貸契約ができず、賃貸契約ができないと住民登録ができない・・・と全ての手続きが連鎖していたり、ひとつでもできないものがあると次の手続きができなかったりします。この解決方法は経験者しか知り得ません。
今回は、その3大手続きについてより詳しくご紹介します。
これから来日する外国人の方は是非参考にしてください!
3大手続きってなに?
日本で生活する上で”必須”の手続きをまとめて3大手続きと呼びます。(by グローエンス)
- 住民登録手続き
- 携帯電話契約手続き
- 銀行口座解説手続き
3大手続きの順番
- 住民登録
- 銀行口座
- 携帯電話
ずばり!この順番で進めていきます。この順番以外あり得ません。
〜1〜住民登録をするには?
住民登録をするには「住所」が必要です。
おすすめは、以下に滞在することです。
- マンスリーマンション
- シェアハウス
- 親戚や知り合いの家
※ホテルや民宿は住民登録ができません!
マンスリーマンションやシェアハウスの契約ってどうするの?
- マンスリーマンション、シェアハウスの会社に連絡する
- 部屋を決め、申し込みをする
- 入金する(クレジットカード決済や海外送金可能)
→到着当日から入居可能!
来日前に自分の国から契約をすることができるので、日本到着当日から住み始めることができます。また、外国人対応しているところが多いので、契約手続きや書類を多言語で対応してくれるので安心です。
住民登録ってどうやるの?
場所:住所最寄りの区役所
所要時間:約1時間
持ち物:
- 在留カード
- パスポート
区役所に入ったら「住民登録をしたい」ことを職員さんに言いましょう。きっと優しく手伝ってくれます。住民登録の申し込み用紙を記入し、番号札を取ります。自分の番号が呼ばれるまで待ちましょう。
番号が呼ばれたら、窓口の申し込み用紙、在留カード、パスポートを提出します。少し職員さんから質問される場合があるので、正しく答えましょう。
- 入国したのはいつですか?
- 日本で生活するのは初めてですか?
- 保険は会社で加入していますか?など
その後、在留カードの裏に住所を印刷してもらます。在留カードが返却されたら、住民登録手続きは完了です。
住民登録のポイント
この後、携帯電話契約や賃貸契約をする人は、「住民票申請」も同時に行いましょう!(住民票申請書記入後、窓口に提出)
〜2〜銀行口座を開設するには?
銀行口座を開設するには「住所印字済みの在留カード」をはじめ、あなたの身分や仕事を証明する書類が必要です。
銀行口座開設ってどうやるの?
場所:各銀行店舗(住所最寄りまたは会社最寄り)
所要時間:約1時間〜
持ち物:
- 住所印字済みの在留カード
- 印鑑(外国人は不要の銀行もあります)
- 在籍証明書(会社にお願いして事前に発行してもらいましょう)
銀行に行ったら「新規口座を開設したい」ことを職員さんに言いましょう。きっと優しく手伝ってくれます。申し込み用紙を記入し、番号札を取ります。自分の番号が呼ばれるまで待ちましょう。
番号が呼ばれたら、窓口で申し込み用紙と上記持ち物を提出します。少し職員さんから質問される場合があるので、正しく答えましょう。
- この口座の開設目的はなんですか?
- 暗証番号はどうしますか?
- 今後1週間以内に振込の予定がありますか?
- 通帳は作りますか? など
その後、銀行口座番号が発行され「口座情報」や「通帳」を受け取ったら、口座開設手続きは完了です。キャッシュカードは口座開設7〜10日後くらいに、登録住所に郵送で届くので当日は受け取れません。
口座開設のポイント
①銀行によっては日本語が全く話せない外国人は開設できない場合があります。日本語が話せない人は、日本人の友達や日本語が話せる知り合いと一緒に行くことをおすすめします。
②電話番号欄には会社の番号または友人の番号を記入させてもらいましょう。自分の携帯電話購入後すぐに更新しましょう。
〜3〜携帯電話契約をするには?
外国人が日本人と同じように携帯電話契約をするには「住民登録」と「銀行口座」または「クレジットカード」が必須です。
※最近では、外国人専用に「住民登録&銀行口座不要」で簡単に契約できる携帯会社もでてきました!
携帯電話契約ってどうやるの?
場所:各携帯ショップ店舗
所要時間:約1時間半〜
持ち物:
- 住所印字済みの在留カード
- 住民票(原本)
- パスポート
- 銀行のキャッシュカード(原本) または クレジットカード(原本)
店舗へ行って、契約したい携帯会社のスタッフに「新規契約したい」ことを言いましょう。説明を聞き、必要書類を記入し、審査結果を待ちます。無事に審査に通過すれば、契約当日から携帯電話を使うことができます。
携帯契約のポイント
①店舗ではなく、インターネットからも契約できますが、契約当日から使い始めたい人は店舗で契約しましょう。
②大きい店舗や観光地にある店舗には外国人スタッフがいる可能性が高いです。契約内容やプランの説明は複雑なので、母国語が通じるスタッフに担当してもらうと安心です。
3大手続きの完了までの日数は?
各手続きが全スムーズにす進めば「住民登録」「銀行口座開設」は半日で完了します。
さらに、クレジットカード保有者であれば、住民登録・銀行口座開設の同日に携帯電話契約もできますので、1日で完了します!
クレジットカード無保有者は、キャッシュカード受領後の携帯契約となりますので、3大手続き完了まで最大で2週間ほど必要になるでしょう。